九州大学 中央分析センター 稲田 幹 研究室(無機ナノ構造解析学)

Tel:092-583-7149九州大学 筑紫キャンパス 中央分析センター3F

研究内容

結晶構造、配位構造、表面状態などの構造評価に着目し、環境浄化、エネルギー、エレクトロニクス関連のセラミックス粒子開発を目指しています。

液相法による粒子形態制御

酸化チタンやチタン酸バリウム、セリア-ジルコニアなどのセラミックス微粒子を液相プロセスにより開発しています。特に、酸化物中の水酸基制御による形態変化に関して検討を行っています 基盤研究B代表

環境浄化のためのセラミックス多孔体開発

吸着能と光分解能を複合させた高機能環境触媒材料として多孔質シリカ-チタニアを開発しています。また、マクロからメソ・マイクロ孔を階層的に制御したカーボン多孔体について研究を行っています。

高温水蒸気下での腐食保護膜の開発

セラミックス基複合材料(SiCが主流)の高温水蒸気下における耐腐食性を向上するため、ランタノイド系シリケート粒子の微粒化について研究を行っています。将来的にアエロゾルデポジション法を使って製膜する計画です。

アニオン包接能を持つアルミナセメントの形態制御

アルミナセメントの一種である12CaO・7Al2O3、通称C12A7は正に帯電したケージが三次元的に連結した構造を有しており、そのケージ内には電荷を補償するためにアニオンが包接されています。包接できるアニオン種・量を変化させるため、C12A7の組成、形態制御に関する研究を行っています。特に、F-を包接させて生体機能性を付与するべく検討を行っています(東京医科歯科大学宇尾先生との共同研究)。

基盤研究B分担

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