第132回分析基礎セミナーを開催します。【九州大学】
2019.05.10
セミナー・講習会情報
九州大学中央分析センターでは平成19年より毎年定期的(年10回程度)に分析基礎セミナーを開催しています。これは機器分析の原理・基礎知識を習得してより効果的に分析機器を使用していただくことを目的とするものです。今年度のセミナ-は、学んだ機器分析の知識をより実践の場で活用できるような内容になっています。
案内ポスターはこちら。学外の方はこちらの参加申込書をご利用ください。
◆第132回 分析基礎セミナー・機器分析の活用【3】 「無機元素分析」◆

【日時】 2019/5/19(水) 13:00-17:00
【場所】 九州大学伊都キャンパス・工学部第4講義室(西講義棟3階)
【主催】 九州大学中央分析センター
【共催】 九州大学ナノテクノロジープラットフォーム
【協力】 株式会社島津製作所、アジレント・テクノロジー株式会社

【内容】
13:00-14:10 無機分析操作の基礎
 原子吸光分析、ICP発光分析、ICP質量分析では試料を何らかの処理を行って測定することが多い。このため、試料の取り扱いが、結果の良否を決定するともいえる。今回は、試料の取り扱いだけでなく、使用する器具や数値の取り扱いについて概論する。

14:15-15:45 原子吸光分析法、ICP発光分析法
 原子吸光分析、ICP発光分析は、広く普及し、誰にでも、迅速かつ容易に測定結果が得られるようになってきた。しかしながら、様々な⼲渉も存在しており、これに気付かないまま、誤った結果が報告されている例も散⾒される。今回は、精確度の⾼い測定を⾏うための、分析法の基礎、⼲渉の確認と解決法などについて解説する。

15:55-17:00 ICP質量分析法の基礎と応用
 微量金属元素をpptオーダーで分析できるICP-MSに関して、基礎原理から装置構成、干渉低減等の各種技術について解説します。近年、 ICP-MSは環境分野における六価クロムの測定など様々な分野で多く活用されています。今回その幅広いアプリケーション(LA-ICP-MS、イメージング、LC-ICP-MS等)についてご紹介致します。