第131回分析基礎セミナーを開催します。【九州大学】
2019.04.22
セミナー・講習会情報
九州大学中央分析センターでは平成19年より毎年定期的(年10回程度)に分析基礎セミナーを開催しています。これは機器分析の原理・基礎知識を習得してより効果的に分析機器を使用していただくことを目的とするものです。今年度のセミナ-は、学んだ機器分析の知識をより実践の場で活用できるような内容になっています。
案内ポスターはこちら。学外の方はこちらの参加申込書をご利用ください。
◆第131回 分析基礎セミナー・機器分析の活用【2】 「物性測定~天秤・熱分析~」◆

【日時】 2019/5/15(水) 13:00-17:00
【場所】 九州大学伊都キャンパス・工学部第4講義室(西講義棟3階)
【主催】 九州大学中央分析センター
【共催】 九州大学ナノテクノロジープラットフォーム
【協力】 メトラー・トレド株式会社、株式会社パーキンエルマー

【内容】
13:00-14:55 天秤の基礎と活用 ~高精度な計量と作業の効率化のために知っておくべきいくつかのこと~
           正確で高精度な計量結果を得るには、天びん本体、天びん周辺、量り取るサンプルのコンディションを整える必要があります。
           何をどうすれば良いか、分かりやすくご説明します。また、分注作業の効率化には粉体・液体自動分注装置を提案します。
           本装置は、サンプル調整の時間を大幅に短縮し、希釈濃度を一定に保つだけでなく、作業の安全性とサンプル液の廃棄も
           少なくするというメリットを備えています。


15:05-17:00 材料解析と熱分析 ~ DSC, TGを中心とした基礎と材料特性への活用法~
           熱分析は材料の熱特性を得るために重要かつ唯一の方法といっても過言ではなく,この中でも動的な材料熱物性を得るための
           ツールとしてDSCが広く知られています。手法が多岐に渡る熱分析は,原理を理解して取り扱わないとその結果解釈を誤る
           ことがあります。本講演では熱分析の中でも利用の多いDSCおよびTGを中心に熱分析の原理,材料特性への活用法について解説します。