第129回分析基礎セミナーを開催します。【九州大学】
2018.11.13
セミナー・講習会情報
九州大学中央分析センターでは平成19年より毎年定期的(年8回程度)に分析基礎セミナーを開催しています。これは機器分析の原理・基礎知識を習得してより効果的に分析機器を使用していただくことを目的とするものです。今年度のセミナーは、基本に立ち返り、原理をよく理解してより良いデータを取得し、正しい解釈ができることを目指します。今回は、構造解析に有用な分光分析について基礎から実用まで幅広く知識が得られる内容です。
案内ポスターはこちら。学外の方はこちらの参加申込書をご利用ください。
◆第129回 分析基礎セミナー・入門機器分析【13】 「単結晶X線構造解析の基礎と応用」◆

【日時】 2018/12/13(木) 13:00-17:00
【場所】 九州大学伊都キャンパス・工学部第4講義室(西講義棟3階)
【主催】 九州大学中央分析センター
【共催】 九州大学ナノテクノロジープラットフォーム
【協力】 株式会社リガク

【内容】
13:00-14:55  単結晶X線構造解析の基礎
    単結晶X線構造解析は、原子・分子の三次元配列を直接明らかにできる
    唯一の構造解析手法です。無機物質・有機小分子からタンパク質まで、
    幅広い化合物群の立体構造や分子配列の解明に適した分析手法です。
    基礎編では、未経験者を対象にX線回折法の基本原理を概説した後、
    構造解析を行う上で必要となる知識について解説します。
 
15:05-17:00  単結晶X線構造解析の実際と応用
    ここ僅か10年ほどの間に単結晶X線構造解析の装置・ソフトウェアは大きく
    進歩し、従来では考えられなかった短時間で良質なデータを得ることが可能に
    なりました。応用編では、最新装置を用いた実際のデータ測定から解析結果
    を得るまでの一連の流れについて解説・演示致します。構造解析のプロセスに
    ついても、ディスオーダーや双晶の処理など、経験者でも躓きがちな点を説明
    します。