第118回分析基礎セミナーを開催します。【九州大学】
2018.04.10
セミナー・講習会情報
九州大学中央分析センターでは平成19年より毎年定期的(年8回程度)に分析基礎セミナーを開催しています。これは機器分析の原理・基礎知識を習得してより効果的に分析機器を使用していただくことを目的とするものです。今年度のセミナーは、基本に立ち返り、原理をよく理解してより良いデータを取得し、正しい解釈ができることを目指します。今回は、構造解析に有用な分光分析について基礎から実用まで幅広く知識が得られる内容です。
案内ポスターはこちら。学外の方はこちらの参加申込書をご利用ください。
◆第118回 分析基礎セミナー「入門機器分析【2】 物性測定」◆
【日時】 2018/05/10(木) 13:00-17:00
【場所】 九州大学伊都キャンパス・工学部第2講義室(西講義棟2F)
【主催】 九州大学中央分析センター
【共催】 九州大学ナノテクノロジープラットフォーム
【協力】 メトラー・トレド株式会社
【内容】
13:00-14:00 ⾼精度な計量のための天秤の基礎
 天秤の計量値には、サンプル質量以外の要素を含む事があります。正確な計量値を
 得るには、これらの計量を阻害する要素を排除する事が必要です。様々な計量阻害
 要素を理解して計量値の精度を上げる⽅法について解説します。

14:00-14:50 pH測定の原理と基礎
 pH測定の原理について詳細に説明し、pH電極の取扱いとよくある間違いについて
 解説します。

15:00-17:00 熱分析の基礎
 熱分析はDSC,TGAなどの⼿法があり、⽐熱容量などの物理特性、融解/結晶化など
 の物理的転移、また熱分解、含有量などの化学特性を測定することが可能です。
 熱分析の基礎と測定される現象について理解を深め、より良い測定のためのヒントと
 テクニックについても解説します。